いのち

3号が生まれる前に1度流産したことがあります。
6週くらいの時赤ちゃんが大きくなってないというか
妊娠6週にしては小さいということで、流産の傾向だと言われました。
翌週出血して先生から流産がはじまったようだと言われました。
その時はまだ心臓がパクパクしているのが見えたのに。
まだ出血がひどくなかったので自宅で安静にするよう言われ帰宅。
赤ちゃんがお腹の中で生きているうちにお母さんらしいことをしようと思い
絵本を読んだり歌を歌ったりして赤ちゃんのことをいっぱい思うことにしました。
翌々日少し出血したので病院に行くと、診察台の上で大量出血。
即手術となりました。
きっと赤ちゃんも気が張っていて病院についてほっとしたのかな。
手術台に寝ていると隣の分娩台では出産の準備をはじめていました。
妊婦さんはいなかったけど先生に「子宮口何cmです」と耳打ちする声が聞こえました。
「こんなときにごめんね」と言ってくれましたが
不思議なことにちっとも嫌な気持ちにはなりませんでした。
逆に消えるいのちもあるけど、新しく生まれてくるいのちもあるんだ…と
元気な赤ちゃんが生まれるといいなと思いました。
   
今おともだちがあの時の私と同じように不安になっています。
体にいいものを摂ると防げるとかだったら、頑張って苦手なものも食べるけど
してあげられることがないから悲しいよね。
でも今そこにいるのは間違いないから、家族の一人だから
不安が伝わらないように、赤ちゃんに少しでも家族のことがわかるように。
心の中でいっぱい抱っこしてあげてね。
あとは神さま。
このいのちの意味がわかりますように。